“終始”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅうし33.3%
しゆうし16.7%
しょっちゅう16.7%
しよつちゆう8.3%
しじう8.3%
しゆし8.3%
たえず8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かほどに多くの学生から尊敬される先生は、日本の学生に対して終始しゅうしかわらざる興味をいだいて、十八年の長い間哲学の講義を続けている。
ケーベル先生 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
凡そ學を爲すのえうは、これよりしてもとゐおこす。故に曰ふ、誠は物の終始しゆうしと。
終始しょっちゅうその捷径ちかみちを往来している道夫は、そこに桑畑のあることは知らなかった。
馬の顔 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
堅い基督信者クリスチヤンで、終始しよつちゆう神様のおそばに居過ぎたせゐで、つい人間の事を忘れてしまつたらしい。
見ねば戻らぬ樣にかせはたまいあらさずに骨體ほねみくだいてはたらきても火災くわさいの難に水旱すゐかんの難儀が終始しじう付てまは追々おひ/\かさ年貢ねんぐ未進みしん今年ことしは何でもをさむべしと村役人衆むらやくにんしうより度々の催促さいそく其處そこ色々いろ/\工面くめんも仕たが外に仕方の有ざれば所詮しよせん我内わがうちには居られぬなり此上は我四五年のあひだ何國いづくへなりとも身を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
太い曲つた煙管きせるを左の手に持ち、少し耳が遠いらしく、顔を前に出して物を言つたり聞いたりせられる度に、右のに垂れた眼鏡の紐がゆるやかに揺れた。翁は終始しゆし偉大な微笑ほゝゑみもつて語られた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
うみぢゃ、終始たえずなみだ滿干みちひきがある、身體からだふねその鹽辛しほからなみはしる、溜息ためいきかぜぢゃ、なみだなみとも荒𢌞あれまはり、なみだはまたそれを倍〻ます/\るゝ、はて、なぎきふなんだら