“しゅす”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
繻子96.1%
襦子2.9%
朱子1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
温和な脚を立てている木製の寝台に純白と紫繻子しゅすを縫い交ぜた羽根蒲団が、窓から射し込む外光を程よくうけて落着いて掛っている。
春:――二つの連作―― (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
襦子しゅすの色足袋、三角の下駄といった風に変わったものの目につくたんび、きっと求めては身につけたのもその頃だった。
わが寄席青春録 (新字新仮名) / 正岡容(著)
「ほら、離亭で朱子しゅすを縫うている。見えるかな、鳥籠のある竹縁のそばにいるではないか。」
後の日の童子 (新字新仮名) / 室生犀星(著)