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襦子
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しゅす
ふりがな文庫
“
襦子
(
しゅす
)” の例文
藤井は角刈の素頭で、まがいもののラッコの衿をつけたインバネスの片袖を肩へはねあげ、糸目のたった
襦子
(
しゅす
)
足袋の足を片組みにして
乳房
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
襦子
(
しゅす
)
の色足袋、三角の下駄といった風に変わったものの目につくたんび、きっと求めては身につけたのもその頃だった。
わが寄席青春録
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
日が
経
(
た
)
って医王山へ花を採りに、私の手を
曳
(
ひ
)
いて、
楼
(
たかどの
)
に朱の
欄干
(
てすり
)
のある、温泉宿を忍んで裏口から
朝月夜
(
あさづきよ
)
に、
田圃道
(
たんぼみち
)
へ出た時は、
中形
(
ちゅうがた
)
の
浴衣
(
ゆかた
)
に
襦子
(
しゅす
)
の帯をしめて、鎌を一挺、
手拭
(
てぬぐい
)
にくるんでいたです。
薬草取
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
襦
漢検1級
部首:⾐
19画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“襦”で始まる語句
襦袢
襦珍
襦絆
襦
襦珎
襦衣
襦袢肌抜
襦袢胴着
襦袢袴下