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末枯
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うらがれ
ふりがな文庫
“
末枯
(
うらがれ
)” の例文
かういふ條件のすべてを完全に備へ、しかも久保田君一流の寫實主義が、立派に成功したものが「戀の日」の卷頭を飾る「
末枯
(
うらがれ
)
」である。
貝殻追放:015 「末枯」の作者
(旧字旧仮名)
/
水上滝太郎
(著)
また
末枯
(
うらがれ
)
の季節になると
麓
(
ふもと
)
の村々を襲って
屡々
(
しばしば
)
民家に危害を加える狼や狐やまたは猪の隠れ家なりとして、近在の人民にはこよなく怖れられ
ゼーロン
(新字新仮名)
/
牧野信一
(著)
ぱッと
末枯
(
うらがれ
)
の路の上に、燃え立つを見るや否や、慌ててくるりと
背後向
(
うしろむき
)
、
踵
(
くびす
)
を逆に
回
(
めぐ
)
らしたのを、袖で留められた形になって、足も
地
(
つち
)
にはつかずと知るべし。
式部小路
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
すべて
末枯
(
うらがれ
)
の、悲しく眼をふせ額をふせた光景でした。
浅草風土記
(新字新仮名)
/
久保田万太郎
(著)
わがゆくかたは、
末枯
(
うらがれ
)
の
葦
(
あし
)
の
葉
(
は
)
ごしに
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
▼ もっと見る
末枯
(
うらがれ
)
の原をちこちの水たまり
六百句
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
「
末枯
(
うらがれ
)
」「さざめ雪」「三の
切
(
きり
)
」「冬至」「影繪」「夏萩」「潮の音」「老犬」の八篇、何れも無戀愛小説である。何處にも戀の場面は無い。
貝殻追放:015 「末枯」の作者
(旧字旧仮名)
/
水上滝太郎
(著)
雲
(
くも
)
暗
(
くら
)
し、
雲
(
くも
)
暗
(
くら
)
し、
曠野
(
あらの
)
を
徜徉
(
さまよ
)
ふ
狩
(
かり
)
の
公子
(
こうし
)
が、
獸
(
けもの
)
を
照
(
てら
)
す
炬火
(
たいまつ
)
は、
末枯
(
うらがれ
)
の
尾花
(
をばな
)
に
落葉
(
おちば
)
の
紅
(
べに
)
の
燃
(
も
)
ゆるにこそ。
五月より
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
わがゆくかたは、
末枯
(
うらがれ
)
の
葦
(
あし
)
の葉ごしに
泣菫詩抄
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
末枯
(
うらがれ
)
の歩むにつれて小径現れ
六百五十句
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
失礼だが、お
媼
(
ばあ
)
さん、場所は場所だし、
末枯
(
うらがれ
)
だし、雨は降る、
普通
(
ただ
)
ものとは思へないぢやないか。
二世の契
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
末枯
(
うらがれ
)
」の中の人物、田所町の
丁字屋
(
ちやうじや
)
の若旦那と生れながら、親讓の店も深川の寮も
貝殻追放:015 「末枯」の作者
(旧字旧仮名)
/
水上滝太郎
(著)
末枯
(
うらがれ
)
や、——さてしも
齋塲
(
ゆには
)
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
鉄線の葉の
末枯
(
うらがれ
)
もその一つ
七百五十句
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
末枯
(
うらがれ
)
や、——さてしも
齋場
(
ゆには
)
泣菫詩抄
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
末
常用漢字
小4
部首:⽊
5画
枯
常用漢字
中学
部首:⽊
9画
“末枯”で始まる語句
末枯野