“ばつし”の漢字の書き方と例文
語句割合
末子100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
近年細君に死なれてからは各国で職に就いて居る子供のところへ遊んで廻るのをたのしみとして居る。此処ここから船を乗替へて南阿のトランスバアルに居る末子ばつしもとふのださうだ。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
伊豆塚本に采地さいちを授けらる。大阪陣の時、越後柏崎の城を守る。後尾張侯に仕へ、嫡子をして家をがしむ。名古屋白壁町の大塩氏は其後なり。波右衛門の末子ばつし大阪に入り、町奉行組与力となる。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)