末生うらなり)” の例文
出来の悪い冬瓜の末生うらなりを見ると、じき思い出されるのは、風羅念仏の俳人惟然坊の頭である。この俳人は生れつき頭が柔かいので、夜寝るのに枕の堅いのが大嫌いであった。
艸木虫魚 (新字新仮名) / 薄田泣菫(著)