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可憫
ふりがな文庫
“可憫”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かわい
52.9%
あはれ
11.8%
あわれ
11.8%
かはい
5.9%
いぢら
5.9%
かあい
5.9%
ふびん
5.9%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かわい
(逆引き)
そういって彼を信頼している人——寂しく年老いてゆくこの
可憫
(
かわい
)
そうな人をば、このまま置き去りにすることが出来るものか。
父
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
可憫(かわい)の例文をもっと
(9作品)
見る
あはれ
(逆引き)
逸りきつたる若き男の間違仕出して
可憫
(
あはれ
)
や清吉は
自己
(
おのれ
)
の世を狭め、わが身は
大切
(
だいじ
)
の
所天
(
をつと
)
をまで憎うてならぬのつそりに謝罪らするやうなり行きしは
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
可憫(あはれ)の例文をもっと
(2作品)
見る
あわれ
(逆引き)
逸りきったる若き男の間違いし出して
可憫
(
あわれ
)
や清吉は
自己
(
おのれ
)
の世を
狭
(
せば
)
め、わが身は
大切
(
だいじ
)
の
所天
(
おっと
)
をまで憎うてならぬのっそりに謝罪らするようなり行きしは
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
可憫(あわれ)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
かはい
(逆引き)
「あんた一人で東京までようお
往
(
い
)
きやすか。」と
母親
(
おふくろ
)
はもう涙を一杯眼に浮べて「
繁
(
しげ
)
も
可憫
(
かはい
)
さうに、お
伴
(
つれ
)
が
些
(
ちつ
)
とも
出来
(
でけ
)
よらんのかいなあ。」
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
可憫(かはい)の例文をもっと
(1作品)
見る
いぢら
(逆引き)
と泣声になり掻口説く女房の頭は低く垂れて、髷にさゝれし縫針の
孔
(
めど
)
が
啣
(
くは
)
へし
一条
(
ひとすぢ
)
の糸ゆら/\と振ふにも、千〻に砕くる心の態の知られていとゞ
可憫
(
いぢら
)
しきに、眼を瞑ぎ居し十兵衞は
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
可憫(いぢら)の例文をもっと
(1作品)
見る
かあい
(逆引き)
「ほう、羊飼が梟になりおった。気の毒なことをしたな。だが、あれよりも
可憫
(
かあい
)
そうなのは私だよ。無駄口一つきく事が出来ないのだからな。」
艸木虫魚
(新字新仮名)
/
薄田泣菫
(著)
可憫(かあい)の例文をもっと
(1作品)
見る
ふびん
(逆引き)
十人
並
(
なみ
)
の容貌を具えたるにいとど
可憫
(
ふびん
)
の加わりて、
如何
(
いか
)
で無事出獄の日には、わが郷里の家に養い取りて、
一身
(
いっしん
)
の方向を授けやらばやと、両女を左右に置きて、同じく読書習字を教え
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
可憫(ふびん)の例文をもっと
(1作品)
見る
可
常用漢字
小5
部首:⼝
5画
憫
漢検1級
部首:⼼
15画
“可”で始まる語句
可
可笑
可愛
可憐
可哀
可恐
可厭
可怪
可成
可惜
検索の候補
御憫笑可被下度候
“可憫”のふりがなが多い著者
福田英子
尾崎紅葉
モーリス・ルヴェル
幸田露伴
薄田泣菫
萩原朔太郎
泉鏡花