“かわい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
可愛51.2%
可哀41.5%
可憐3.1%
河合2.3%
可憫0.8%
仮歪0.4%
川井0.4%
川合0.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぼくをみると、鳶色とびいろひとみかがやかせ、「どうしたのホスマラア」と可愛かわいい声でさけびます。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
そして金髪のうえに細い黄金のでできたかんむりをのせているところは、全くお人形のように可愛かわいい姫君だった。
二、〇〇〇年戦争 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「まあ。」奥さんは目をみはった。四十代が半分過ぎているのに、まだぱっちりした、可哀かわいらしい目をしている女である。
かのように (新字新仮名) / 森鴎外(著)
私は店先に腰かけて黙って見ていたが小さな女の子までも同じき目に逢ってワアッと泣いて行くのを可哀かわいそうに思った。
山の手の子 (新字新仮名) / 水上滝太郎(著)
「お前さんは乃公おれの話がよく分らないと見えるな。あいつの様子を見ると、可憐かわいそうというのは阿義のことだ」
(新字新仮名) / 魯迅(著)
「ところがあの馬の骨め、打たれても平気で、可憐かわいそうだ。可憐かわいそうだ、と抜かしやがるんだ」
(新字新仮名) / 魯迅(著)
「君が河合かわい庄太郎か」刑事が横柄おうへいな調子で云った「オイ、番頭さん、この人だろうね」
灰神楽 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
いや河合かわいさんだよ! なぜ入らないのさ! あたしの家だのに、誰に遠慮を——」
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と叫びながら、可憫かわいそうな支那兵が逃げ腰になったところで、味方の日本兵が洪水こうずいのように侵入して来た。
これは巌谷さんの所へ言って来たのであるが、先生は、泉も始めて書くのにそれでは可憫かわいそうだという。
(——細胞内における分子が相互にケンシテイションをひき起こし、そのけっか仮歪かわいのポテンシャルを得たとすると、これは生命誕生の可能性を持ったことになる)云々。
金属人間 (新字新仮名) / 海野十三(著)
しかし、ケンシテイションとはどんな現象なのか、仮歪かわいのポテンシャルとはどんな性質のものか、それについてはこの論文を読んだ者はひじょうな難解なんかいにおちいる。
金属人間 (新字新仮名) / 海野十三(著)
小国川との落合に近きところに、川井かわいという村あり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
また蒲生がもう郡の川合かわいという村では、昔この地の領主河井右近太夫うこんだゆうという人が、伊勢の楠原くすはらという所でいくさをして、麻畠の中で討たれたからという理由で、もとは村中で麻だけは作らなかったということです。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)