トップ
>
可憫
>
かはい
ふりがな文庫
“
可憫
(
かはい
)” の例文
「あんた一人で東京までようお
往
(
い
)
きやすか。」と
母親
(
おふくろ
)
はもう涙を一杯眼に浮べて「
繁
(
しげ
)
も
可憫
(
かはい
)
さうに、お
伴
(
つれ
)
が
些
(
ちつ
)
とも
出来
(
でけ
)
よらんのかいなあ。」
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「え、一生涯! まあ
可憫
(
かはい
)
さうに。」と婦人は小皺の寄つた顔をくしや/\させた。「そんな約束が何処にあるもんかね。まるで奴隷だわね。」
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「ちやんとした
身装
(
みなり
)
をしてゐて、
可憫
(
かはい
)
さうに貧乏人の二宮金次郎の真似でもあるまい。」
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
可
常用漢字
小5
部首:⼝
5画
憫
漢検1級
部首:⼼
15画
“可”で始まる語句
可
可笑
可愛
可憐
可哀
可恐
可厭
可怪
可成
可惜