“幽魂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いうこん60.0%
たましい20.0%
ゆうこん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此事こゝかしこに伝(つた)へ聞(きこ)えて話柄(はなしのたね)としけるが、こゝろざしあるものゝいふやう、源教がもちしかの髪の毛を瘞(うづ)め石塔(せきたふ)を建(たて)て供養(くやう)せば、お菊が幽魂(いうこん)黄泉地(よみぢ)のかげにもよろこびなんといひ出(いだ)ししに
紛れもない幽魂(たましい)そのものの声で、それを耳にすると、掘りかえされた墓土の黴臭い呼吸と、闇に生れた眼なし鰻の冷さが気味悪く感じられた。
艸木虫魚 (新字新仮名) / 薄田泣菫(著)
「——あの蓮花が、なんで美しかろう。わしの眼には、紅蓮(ぐれん)も白蓮(びゃくれん)も、無数の民の幽魂(ゆうこん)に見えてならない。一花、一花呪(のろ)い、恨み、哭(な)き戦(おのの)きふるえているような」
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)