幽魂ゆうこん)” の例文
「——あの蓮花が、なんで美しかろう。わしの眼には、紅蓮ぐれん白蓮びゃくれんも、無数の民の幽魂ゆうこんに見えてならない。一花、一花のろい、恨み、おののきふるえているような」
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)