“ゆうこん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
雄渾88.5%
遊魂7.7%
幽魂3.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
芭蕉の俳句は変化多きところにおいて、雄渾ゆうこんなるところにおいて、高雅なるところにおいて、俳句界中第一流の人たるを得。
俳人蕪村 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
全体の刀法すこぶ簡勁かんけい雄渾ゆうこんにして、鋸歯状きょしじょう、波状の鑿痕さっこん到る処に存す。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
それで、お万殿の恨みが消えない。遊魂ゆうこん今もさまようて、夜な夜な神詣かみもうでをするといういいつたえが残る。
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
李花は猛獣に手を取られ、毒蛇どくじゃはだまとはれて、恐怖の念もあらざるまで、遊魂ゆうこん半ば天にちょうして、夢現の境にさまよひながらも、神崎を一目見るより、やせたるほおをさとあかめつ。
海城発電 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「——あの蓮花が、なんで美しかろう。わしの眼には、紅蓮ぐれん白蓮びゃくれんも、無数の民の幽魂ゆうこんに見えてならない。一花、一花のろい、恨み、おののきふるえているような」
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)