“ゆうこん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
雄渾90.0%
遊魂6.7%
幽魂3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
劃然と描き出される其輪廓の美と色彩の雄渾ゆうこんとは、平地又は丘陵から山を仰望することを知る者に与えられた礼讃の標的であるといえる。
冬の山 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
遊魂ゆうこん今もさまようて、夜な夜な神詣かみもうでをするといういいつたえが残る。
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「——あの蓮花が、なんで美しかろう。わしの眼には、紅蓮ぐれん白蓮びゃくれんも、無数の民の幽魂ゆうこんに見えてならない。一花、一花のろい、恨み、おののきふるえているような」
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)