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『冬の山』
ふりがな文庫
『
冬の山
(
ふゆのやま
)
』
都大路に木枯が音ずれて、街路樹の梢が日に増しあらわになりまさる頃になると、濁りがちな空の色も流石に冴えて、武蔵野をめぐる山々の姿が、市中からも鮮に望まれる日が多くなる。雪の富士、紫の筑波は言うに及ばず、紫紺の肌美しき道志、御坂の連山の後から …
著者
木暮理太郎
ジャンル
芸術・美術 > スポーツ・体育 > 戸外レクリエーション
初出
「旅」1926(大正15)年1月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約8分(500文字/分)
朗読目安時間
約13分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
痕
(
きずあと
)
可
(
か
)
鮮
(
あざやか
)
可
(
べ
)
大方
(
おおがた
)
音
(
おと
)
警
(
いまし
)
道志
(
どうし
)
詮方
(
せんかた
)
角
(
かく
)
覿面
(
てきめん
)
藉
(
か
)
蕨
(
わらび
)
若
(
も
)
群巒
(
ぐんらん
)
羚羊
(
かもしか
)
罹
(
かか
)
足拵
(
あしごしら
)
踰
(
こ
)
直
(
す
)
金峰
(
きんぷ
)
陋
(
ろう
)
雁坂
(
かりさか
)
雄勁
(
ゆうけい
)
雄渾
(
ゆうこん
)
雪庇
(
せっぴ
)
霽
(
は
)
黒平
(
くろべら
)
擱
(
お
)
亙
(
わた
)
僅
(
わず
)
兎
(
と
)
其
(
その
)
勢
(
いきおい
)
危峭
(
きしょう
)
又
(
また
)
唯
(
ただ
)
天子
(
てんし
)
夫
(
それ
)
御坂
(
みさか
)
終
(
つい
)
斯様
(
かよう
)
木賊
(
とくさ
)
毎
(
ごと
)
泣寐
(
なきね
)
流石
(
さすが
)
然
(
しか
)
独活
(
うど
)
瑰麗
(
かいれい
)
痲痺
(
まひ
)
之
(
これ
)
眸
(
ひとみ
)