“遊魂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆうこん66.7%
いうこん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
李花は猛獣に手を取られ、毒蛇どくじゃはだまとはれて、恐怖の念もあらざるまで、遊魂ゆうこん半ば天にちょうして、夢現の境にさまよひながらも、神崎を一目見るより、やせたるほおをさとあかめつ。
海城発電 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
遊魂ゆうこん今もさまようて、夜な夜な神詣かみもうでをするといういいつたえが残る。
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
天之を生みて、天之をころす、一に天にまかさんのみ、吾れ何ぞ畏れん。吾が性は即ち天なり、躯殼くかくは則ち天をおさむるの室なり。精氣せいきの物と爲るや、天此の室にぐうす。遊魂いうこんへんを爲すや、天此の室をはなる。