“店構”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みせがまえ50.0%
みせがま25.0%
みせがまへ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あとはずっと奥深く這入って見るような店構みせがまえでしたから、寄った事はありません。そこらは鶏声けいせいくぼといいました。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
勿論これだけの自覚があったにしても、一家眷属けんぞくの口が乾上ひあがる惧がある以上、予は怪しげな語学の資本を運転させて、どこまでも教育家らしい店構みせがまえを張りつづける覚悟でいた。
艸木虫魚 (新字新仮名) / 薄田泣菫(著)
店構みせがまへは至つて小さいしもたや暮しですが、住居の方は全く宏大極まるもので、ケチな大名の下屋敷ほどもあり、それを巧みにカムフラージユして、お上の眼に觸れないやうな贅澤振りは