“鶏声”の読み方と例文
読み方割合
けいせい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あとはずっと奥深く這入って見るような店構みせがまえでしたから、寄った事はありません。そこらは鶏声けいせいくぼといいました。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
鶏声けいせいくぼといわれた坂上で五百坪ばかり、梅林や大きな栗の木があり、通りかかった人が老松の生繁おいしげったのを見て東海道の松並木のようだといいました。土井の邸跡で、借地なのです。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)