“生繁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おいしげ85.7%
おいしげり14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と山三郎は無理に馬作の手を引いてだん/\くと、山手へ出ましたが、道もなく、松柏しょうはく生繁おいしげり、掩冠おいかぶさったる熊笹を蹈分ふみわけて参りますと
あの往来は丁度ちょうど今の神田橋一橋外の高等商業学校のあるあたりで、護持院ごじいんはらと云う大きな松の樹などが生繁おいしげって居る恐ろしい淋しい処で、追剥おいはぎでも出そうな処だ。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
片葉蘆かたはのあし 按ずるにすべて難波は川々多し淀川其中の首たり其岸に蘆生繁おいしげり両葉もろはに出たるも水の流れ早きにより随ふてみな片葉かたはの如く昼夜たへず動く終に其性を
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)