“おいしげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
生茂81.1%
生繁16.2%
繁茂2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一立斎広重いちりゅうさいひろしげの『東都名勝』のうち赤羽根の図を見ると柳の生茂おいしげった淋しい赤羽根川あかばねがわつつみに沿うて大名屋敷の長屋が遠く立続たちつづいている。
あの往来は丁度ちょうど今の神田橋一橋外の高等商業学校のあるあたりで、護持院ごじいんはらと云う大きな松の樹などが生繁おいしげって居る恐ろしい淋しい処で、追剥おいはぎでも出そうな処だ。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
木立も草叢も繁茂おいしげっているから、夏季になれば蛇も這出そう、蛙も飛出そう、のみ怪しむにも及ばぬ事と、最初は誰も気にも留めずに打過ぎたが
池袋の怪 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)