“はんも”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
繁茂93.8%
蕃茂6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かえって寄生木やどりぎたる曹操そうそうのほうが次第に老いたる親木をい、幹を太らせ、ついに根を漢土に張って、繁茂はんもしてくること必然でしょう。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
には木陰こかげけてしんみりとたがひむね反覆くりかへとき繁茂はんもしたかきくり彼等かれらゆゐ一の味方みかた月夜つきよでさへふか陰翳かげ安全あんぜん彼等かれらつゝむ。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
移転の秋坊主になる程苅り込んで非常の労力を以て隣村から移植いしょくし、中一年を置いてまた庭の一隅いちぐううつし植えた二尺八寸まわりの全手葉椎マテバシイが、此頃では梢の枝葉も蕃茂はんもして、何時花が咲いたか
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)