“乾上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひあが87.5%
ひあ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
またタクラマカンの死の荒野の東、ロプ海床かいしょうを越え、乾上ひあがった海底に残る竜宮城の廃墟のまぼろしをのあたりに見ながら、玄奘は印度からの帰途を急いだことであろう。
『西遊記』の夢 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
勿論これだけの自覚があったにしても、一家眷属けんぞくの口が乾上ひあがる惧がある以上、予は怪しげな語学の資本を運転させて、どこまでも教育家らしい店構みせがまえを張りつづける覚悟でいた。
艸木虫魚 (新字新仮名) / 薄田泣菫(著)
お天気が続いて、どこの田圃たんぼも水が乾上ひあがりました。
雨ふり坊主 (新字新仮名) / 夢野久作香倶土三鳥(著)