雨ふり坊主あめふりぼうず
お天気が続いて、どこの田圃も水が乾上がりました。 太郎のお父さんも百姓でしたが、自分の田の稲が枯れそうになりましたので、毎日毎日外に出て、空ばかり見て心配をしておりました。 太郎は学校から帰って来まして鞄をかたづけるとすぐに、 「お父さんは …