“いさめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
65.0%
15.0%
諫言10.0%
居寤5.0%
諫誡5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あるとき、什物を取出し売るを、一人の僧見ていさめを加へけるに、聞入れざれば、この由住持に告げ、追退おいのけ給はずば、ために悪しかりなんと言ふ。
艸木虫魚 (新字新仮名) / 薄田泣菫(著)
二、三年ぜんからは子らのいさめれて、単身戸外に出ぬことにしていたが、当時の家から煙草みせへ往く道は、烏森神社の境内であって車も通らぬゆえ、煙草を買いにだけは単身で往った。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
四国屋のお久良くらは、手代の新吉が心からの諫言いさめを決してうわの空に聞いてはいなかった。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かくて還つておいでになつて、玉倉部たまくらべの清水に到つてお休みになつた時に、御心がややすこしおめになりました。そこでその清水を居寤いさめの清水と言うのです。
夜半の嵐に諫誡いさめあり
天地有情 (旧字旧仮名) / 土井晩翠(著)