“諫言（いさめ）” の例文

浪人組の猛者（もさ）をはじめ心ある武士は怪しんだが、いずれ深い理由（わけ）があるのだろうと思い返しては諫言（いさめ）も出来ず、そのまま出発の用意をした。

蔦葛木曽棧 (新字新仮名) ／ 国枝史郎(著)

四国屋のお久良（くら）は、手代の新吉が心からの諫言（いさめ）を決して上（うわ）の空に聞いてはいなかった。

鳴門秘帖：04 船路の巻 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

「私、お諫言（いさめ）申し上げます！」

蔦葛木曽棧 (新字新仮名) ／ 国枝史郎(著)

“諫言”の解説

諫言（かんげん、拡張新字体: 諌言）とは、目上の人の問題行為を指摘すること。諫める（いさめる）こと。
儒教において、臣下が主君に諫言することは真の忠義として推奨された。中国の官職には諫議大夫（かんぎたいふ）など、諫言を職掌とする諫官（かんかん）も存在した。
(出典:Wikipedia)

諫	漢検準1級 部首:⾔ 16画
言	常用漢字 小２ 部首:⾔ 7画