“しらくも”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
白雲89.7%
白癬6.9%
白禿3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここを通るは白雲しらくも眞珠船しんじゆぶね、ついそのさきを滑りゆく水枝みづえいかだ……それ、眼のしたせきの波、渦卷くもやのそのなかに、船もいかだもあらばこそ。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
トラホームを患ったり、白癬しらくもの頭に出来た子供なども、もはや日本にはほとんどいなくなったようである。二本棒は体質からか、病的なものか、それとも習慣が手伝っていたのか。
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
虎膏は狗噛瘡を治し、下部にいれれば痔病で血下るを治し、内服せば反胃かくを治し、煎消して小児の頭瘡白禿しらくもに塗ると『本草』に見ゆ。よろしくって見なさい。だが虎膏は皮より一層むつかしい尋ね物だ。