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白癬
ふりがな文庫
“白癬”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
しらくも
50.0%
はくせん
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しらくも
(逆引き)
瑞々
(
みずみず
)
と結い上げてやったお六の頭が見るも浅ましくところ
斑
(
まんだら
)
に天保銭ほどの禿になっている。
白癬
(
しらくも
)
頭のお
腫
(
でき
)
のあとのようにも見えるし台湾坊主の出来そこないみたいにも見える。
寄席
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
トラホームを患ったり、
白癬
(
しらくも
)
の頭に出来た子供なども、もはや日本にはほとんどいなくなったようである。二本棒は体質からか、病的なものか、それとも習慣が手伝っていたのか。
故郷七十年
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
白癬(しらくも)の例文をもっと
(2作品)
見る
はくせん
(逆引き)
乾
(
かわ
)
けば素焼のように素朴な白色を現した。だが、その表面に一度爪が当ったときは、この
湿疹
(
しっしん
)
性の
白癬
(
はくせん
)
は、全図を拡げて猛然と活動を開始した。
ナポレオンと田虫
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
彼はまず頭を一瞥して「
白癬
(
はくせん
)
」と言った。それから胸をなでて「凸胸」下腹部をおさえてみると、低いがよく透る声で「ヘルニヤ」と病名を呼ばわった。
白い壁
(新字新仮名)
/
本庄陸男
(著)
白癬(はくせん)の例文をもっと
(2作品)
見る
“白癬”の意味
《名詞》
白癬菌などによる皮膚疾患の総称。発生する部所によりしらくも、はたけ、いんきんたむし、みずむしなどがある。
(出典:Wiktionary)
“白癬”の解説
白癬(はくせん)とは、皮膚糸状菌によって生じる皮膚感染症の一つである。原因菌は主にトリコフィトン属(白癬菌属)に属する種いわゆる白癬菌と呼ばれる一群の真菌によって生じる。
(出典:Wikipedia)
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
癬
漢検1級
部首:⽧
22画
“白”で始まる語句
白
白粉
白髪
白痴
白洲
白眼
白衣
白刃
白銀
白々
“白癬”のふりがなが多い著者
本庄陸男
正岡容
柳田国男
横光利一