“足手”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あして50.0%
あしで50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
下襲したがさねの緋鹿子ひがのこに、足手あしてゆき照映てりはえて、をんなはだえ朝桜あさざくら白雲しらくもうらかげかよふ、とうちに、をとこかほあをつた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
丈「それが有るから斯うやって金を貸すほうで、足手あしてを運んで、雪の降るのに態々わざ/\橋のたもとまで来たのだから、本当に金貸かねかしをもって仕合しあわせではないか」
「おいらはおいらの弟子でしよ。かきに師匠ししょう先生せんせいなんざ、足手あしでまといになるばッかりで、ものやくにゃたねえわな」
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
こんな先生はかえって、足手あしでまといにはなるし、金はもっていないが、表面が、島の探検ということになった以上、つれて行かぬことにゃ、世間からへんに思われる。
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)