“足手纒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あしてまと50.0%
あしでまと25.0%
あしでまとい25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
足手纒あしてまといだ。それにあなたは、今夜の大将だから、これにいて、吉左右きっそうをお待ちくだされば、それでよい。決して、あなたの御使命を為損しそんじるようなことはせぬ
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ダダダダッとかかとを鳴らして後ろへ退がって来たし、後方の者は、争って前へ押して来るため、大勢おおぜいという力の自体が、咄嗟に混乱を起して、味方は味方の足手纒あしでまといとなるばかりだった。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
取って押えろッ。こ奴共も、六松とやらいうた怪しい下郎と同じ穴のむじなやも知れぬ。いぶかしい手習師匠の住いさえ分らば、もうあとは足手纒あしでまといの奴等じゃ。押えたならば、どこぞそこらへくくりつけておけッ