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足手絡
読み方 | 割合 |
あしてまと | 66.7% |
あしてまとひ | 33.3% |
気が
気では
無い。
一所に
捜しに
出かけやうと
言ふと、いや/\
山坂不案内な
客人が、
暗の
夜路ぢや、
崖だ、
谷だで、
却つて
足手絡ひに
成る。
泥除に
噛りつくまでもなく、
與曾平は
腰を
折つて、
礑と
倒れて、
顏の
色も
次第に
變り、
之では
却つて
足手絡ひ、
一式の
御恩報じ、
此のお
供をと
想ひましたに、
最う
叶はぬ、
皆で
首を
縊めてくれ
夫の留守にはこの家の
主として、彼は
事ふべき
舅姑を
戴かず、気兼すべき
小姑を
抱へず、
足手絡の幼きも
未だ有らずして、
一箇の
仲働と
両箇の
下婢とに
万般の
煩きを
委せ