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浮彫
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レリーフ
ふりがな文庫
“
浮彫
(
レリーフ
)” の例文
池を取り巻く四方の壁は羅馬時代の壁画や
浮彫
(
レリーフ
)
で一面に装飾され、楕円形を成した汀の床のところ/″\には、又しても例のケンタウルが一間置きぐらいに並んで居るのです。
金色の死
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
堆
(
うずたか
)
かったものであろうが、
血餅
(
ちのり
)
が分解して土間に吸い込まれるし、盛上った灰が又、湿気のためにピシャンコになっているので、その下に在った
塵屑
(
ごみくず
)
の形を、
浮彫
(
レリーフ
)
みたいに浮き出させている。
山羊髯編輯長
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
樫の幹や叢は、幾度も絵具を塗り返されて、
浮彫
(
レリーフ
)
の下彫のように浮出していたが、作意は少しも現われていなかった。枯死そのものを表現すべき色彩の下から、一種の明るい気分が浮き上っていた。
二つの途
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
浮
常用漢字
中学
部首:⽔
10画
彫
常用漢字
中学
部首:⼺
11画
“浮”で始まる語句
浮
浮世
浮標
浮々
浮雲
浮気
浮木
浮腫
浮上
浮子