“塵屑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごみくず60.0%
ごみくづ20.0%
ちりくず20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぐちゃぐちゃになっている書物や帳面を日に乾さねばならぬと思ったり、何と何とが焼け失せたかしらべてみなければならぬと思ったりしたが、このまま塵屑ごみくずにしてしまいたい気もした。
入江のほとり (新字新仮名) / 正宗白鳥(著)
ぐちや/″\になつてゐる書物や帳面を日に乾かさねばならぬと思つたり、何と何とが燒け失せたか撿べて見なければならぬと思つたりしたが、このまゝ塵屑ごみくづにしてしまひたい氣もした。
入江のほとり (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)
物の隅々にたまっていた塵屑ちりくず綺麗きれいに掃き出して掃除そうじしたように、手も足も頭もつかえて常にかがまってたものが、一切のさわりがとれてのびのびとしたような感じに、今日ほど気の晴れた事はなかった。
春の潮 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)