塵屑ちりくず)” の例文
物の隅々にたまっていた塵屑ちりくず綺麗きれいに掃き出して掃除そうじしたように、手も足も頭もつかえて常にかがまってたものが、一切のさわりがとれてのびのびとしたような感じに、今日ほど気の晴れた事はなかった。
春の潮 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)