“レリーフ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
浮彫60.0%
浮雕40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
樫の幹や叢は、幾度も絵具を塗り返されて、浮彫レリーフの下彫のように浮出していたが、作意は少しも現われていなかった。枯死そのものを表現すべき色彩の下から、一種の明るい気分が浮き上っていた。
二つの途 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
この服装なりが一番似合うとおおいに得意になって写真までった。服部長八の漆喰細工しっくいざいくの肖像館という見世物に陳列された椿岳の浮雕レリーフ塑像はこの写真から取ったのであった。
スタインの和闐コータン発堀の報告があった。前者はアッシリアの浮雕レリーフを撮影した全紙の玻璃版で、極めて緻密なる細部の雕刻までを鮮明に現わして殆んど実物を髣髴せしめた。