“夕刊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆうかん60.0%
ゆふかん40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでいちばんうえの、このおとこは、こうして毎日まいにちまちかどにそびえているわたししたって、とお人々ひとびと夕刊ゆうかんっているのであります。
煙突と柳 (新字新仮名) / 小川未明(著)
まだ、やっととおか、十一になったばかりであります。ひどいあめらないかぎりは、かぜばんにも、わたししたってすずらして夕刊ゆうかんっています。
煙突と柳 (新字新仮名) / 小川未明(著)
すると其時そのとき夕刊ゆふかん紙面しめんちてゐた外光ぐわいくわうが、突然とつぜん電燈でんとうひかりかはつて、すりわる何欄なにらんかの活字くわつじ意外いぐわいくらゐあざやかわたくしまへうかんでた。
蜜柑 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
良人はいつもの通り、ポケツトから夕刊ゆふかんを取出すと、それをちやの電燈の明りで読んでゐたが、やがて風呂へ入つた。
復讐 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)