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夕刊
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ゆうかん
ふりがな文庫
“
夕刊
(
ゆうかん
)” の例文
それでいちばん
上
(
うえ
)
の、この
男
(
おとこ
)
の
子
(
こ
)
は、こうして
毎日
(
まいにち
)
、
町
(
まち
)
の
四
(
よ
)
つ
角
(
かど
)
にそびえている
私
(
わたし
)
の
下
(
した
)
に
立
(
た
)
って、
通
(
とお
)
る
人々
(
ひとびと
)
に
夕刊
(
ゆうかん
)
を
売
(
う
)
っているのであります。
煙突と柳
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
まだ、やっと
十
(
とお
)
か、十一になったばかりであります。ひどい
雨
(
あめ
)
の
降
(
ふ
)
らないかぎりは、
風
(
かぜ
)
の
吹
(
ふ
)
く
晩
(
ばん
)
にも、
私
(
わたし
)
の
下
(
した
)
に
立
(
た
)
って
鈴
(
すず
)
を
鳴
(
な
)
らして
夕刊
(
ゆうかん
)
を
売
(
う
)
っています。
煙突と柳
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
お
日
(
ひ
)
さまが、
毎日
(
まいにち
)
、
西
(
にし
)
の
空
(
そら
)
へ
沈
(
しず
)
みなさる
時分
(
じぶん
)
から、一
日
(
にち
)
も
欠
(
か
)
かしたことなく、
私
(
わたし
)
の
下
(
した
)
に
立
(
た
)
って
夕刊
(
ゆうかん
)
を
売
(
う
)
る
子供
(
こども
)
を、お
日
(
ひ
)
さまはごらんになったことはありませんか。
煙突と柳
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
だれか
声
(
こえ
)
をかけたので、
見
(
み
)
ると、
夕刊
(
ゆうかん
)
を
配達
(
はいたつ
)
している
戸田
(
とだ
)
でした。
戸田
(
とだ
)
の
顔
(
かお
)
は、
汗
(
あせ
)
と
元気
(
げんき
)
に
光
(
ひか
)
って、いきいきとしていました。
賢吉
(
けんきち
)
は、なつかしげに
彼
(
かれ
)
のそばへ
寄
(
よ
)
ると
宿題
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
夕刊
(
ゆうかん
)
を
配達
(
はいたつ
)
しなければならぬからです。
とびよ鳴け
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“夕刊”の意味
《名詞》
夕刊(ゆうかん)
新聞などで夕方に発行、販売(配達)されるもの。
(出典:Wiktionary)
“夕刊”の解説
夕刊(ゆうかん)は、夕方(午後)に各家庭や新聞スタンドに配布・販売される新聞。
(出典:Wikipedia)
夕
常用漢字
小1
部首:⼣
3画
刊
常用漢字
小5
部首:⼑
5画
“夕刊”で始まる語句
夕刊巴里
夕刊ニース