“うは”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ウハ
語句割合
66.7%
16.7%
8.3%
4.2%
2.1%
2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
門を出る頃には、もう弟子の誰彼に追ひつかれて、うはぱりは滅茶々々にたくられ、若者の手には片袖一つしか残つてゐなかつた。
※ヤアル氏は若手の中の流行子はやりつこで一作ごとに技巧の変化を見せ過ぎる嫌ひはあるが、うは調子で無く
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
めぐらし段々だん/\きけば丁山小夜衣の兩人共に追々おひ/\全盛ぜんせいに成て朝夕あしたゆふべに通ひ來る客も絶間たえまなく吉原にても今は一二と呼るゝとのうはさを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
平三はうはべに親切を装ひながら腹の中で巧く逃げるつもりであつたのだ。
厄年 (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)
槍はかつげど、うはのそら、渋面しふめんつくれど供奴ともやつこ
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
絶え間のないうは言がつづけられた。ひっきりなしに人の名を呼びつづけた。それが誰の名を呼ぶとも聞えず丁度赤児の泣声のやうにきこえた。
(新字旧仮名) / 金田千鶴(著)