“あがっ”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
木村の家来に島安太郎しまやすたろうと云う用人ようにんがある、ソレが海岸まで迎いに来て、私が一番先に陸にあがってその島にうた。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
不図した事から浮みあがって当今では些とは資本も出来、地面をも買い小金をも貸付けて、家を東京に持ちながら、その身は浜のさる茶店さてんの支配人をしている事なれば、左而已さのみ富貴ふっきと言うでもないが
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
いずれも同説で、れからおかあがって茶屋見たような処に行て、散々さんざん酒をのんでサア船に帰ると云う時に、誠に手癖てくせの悪い話で、その茶屋の廊下の棚の上に嗽茶椀うがいぢゃわんが一つあった
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
ソレで木村の玄関にあがって大橋にあって、大変騒々しいが何だと云うと、大橋がヒソ/\して
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)