うつか)” の例文
わたし佐渡さどところは、上野うへのから碓氷うすひえて、ゆき柏原かしはばら關山せきやま直江津なほえつまはりに新潟邊にひがたへんから、佐渡さど四十五里しじふごりなみうへ、とるか、きかするものだ、とうつかりしてた。
城崎を憶ふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
五年ごねんとはたぬのに——うつかりした。
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)