“浮城”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うきしろ66.7%
ふじょう16.7%
フローチング・キャッスル16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでも、泥湖どろうみの中の浮城うきしろは、寄手が近づけば、わっと反撥はんぱつする。死にもの狂いになって戦う。物を食っている兵よりも強いのだ。
茶漬三略 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
四万噸の一大浮城ふじょうは、さすがに大きい。つづくは戦艦『アキレス』『クリシナ』(いくさの神)である。
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)
けれども大船おおふねに救い上げられたからッて安心する二葉亭ではないので、板子いたご一枚でも何千トン何万噸の浮城フローチング・キャッスルでも
二葉亭追録 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)