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『元日』
ふりがな文庫
『
元日
(
がんじつ
)
』
元日を御目出たいものと極めたのは、一体何処の誰か知らないが、世間が夫れに雷同しているうちは新聞社が困る丈である。雑録でも短篇でも小説でも乃至は俳句漢詩和歌でも、苟くも元日の紙上にあらわれる以上は、いくら元日らしい顔をしたって、元日の作でない …
著者
夏目漱石
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「朝日新聞」1910(明治43)年1月1日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約5分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
浮
(
うかん
)
塞
(
つか
)
丈
(
だけ
)
粟
(
ぞく
)
有
(
あり
)
東北
(
とうぼく
)
已
(
やむ
)
極
(
きわ
)
家業
(
かぎょう
)
如何
(
いかん
)
夫
(
そ
)
苟
(
いやし
)
謡
(
うたい
)
極
(
きま
)
斯
(
こ
)
且
(
かつ
)
物淋
(
ものさび
)
極
(
き
)
於
(
おい
)
猶
(
なお
)
故意
(
わざ
)
編輯
(
へんしゅう
)
節季
(
せっき
)
拘
(
かかわ
)
見做
(
みな
)
贅沢
(
ぜいたく
)
載
(
の
)
逞
(
たくま
)
間
(
ま
)
雑煮
(
ぞうに
)
雷同
(
らいどう
)
頗
(
すこぶ
)
頬張
(
ほおば
)
餅
(
もち
)
香
(
か
)
太倉
(
たいそう
)
丁度
(
ちょうど
)
乃至
(
ないし
)
亦
(
また
)
仕舞
(
しま
)
何処
(
どこ
)
僻見
(
へきけん
)
儘
(
まま
)
十頁
(
ページ
)
吹聴
(
ふいちょう
)
呉
(
く
)
坐
(
すわ
)
執
(
と
)
大崩
(
おおくずれ
)
搗
(
つ
)
如何
(
いか
)
家
(
うち
)
寧
(
むし
)
尤
(
もっと
)
屑屋
(
くずや
)
屠蘇
(
とそ
)
師走
(
しわす
)
所謂
(
いわゆる
)
択
(
えら
)
一寸
(
ちょっと
)
接
(
つ
)
揃
(
そろ
)