トップ
>
浮
>
うっ
ふりがな文庫
“
浮
(
うっ
)” の例文
御幣ははるかに、不思議に、段々
汀
(
みぎわ
)
を隔るのが心細いようで、気も
浮
(
うっ
)
かりと、紫玉は、
便
(
たより
)
少ない
心持
(
ここち
)
がした。
伯爵の釵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
実はその庄吉の部屋でな
賭博
(
ばくち
)
が始まって居ります所へ
浮
(
うっ
)
かり手を出して負けた
穴塞
(
あなふさ
)
ぎの金でございます
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
御幣
(
ごへい
)
は
遙
(
はるか
)
に、不思議に、段々
汀
(
みぎわ
)
を
隔
(
へだた
)
るのが心細いやうで、気も
浮
(
うっ
)
かりと、紫玉は、
便
(
たより
)
少ない
心持
(
ここち
)
がした。
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
それとも知らず自分の弁当は流してしまい、旦那の持って居なさる弁当箱には秋田屋の
印
(
しるし
)
がござんすから、二日
二夜
(
ふたよ
)
さの
飢
(
ひも
)
じさに
浮
(
うっ
)
かり喰ったのが
天道様
(
てんとうさま
)
の
罰
(
ばち
)
でござんしょう、旦那
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
あの
洒落
(
しゃれ
)
ものの坊さんが、頭を天日に
曝
(
さら
)
したというのを思出す……「意気な人だ。」とうっかり、あみ棚に預けた夏帽子の下で
素頭
(
すこうべ
)
を
敲
(
たた
)
くと、小県はひとりで
浮
(
うっ
)
かり笑った。
灯明之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
と眞達が
浮
(
うっ
)
かり渡し口に眼を着けて居りますると、腰に差して居りましたる重ね
厚
(
あつ
)
の一刀を抜くより早く、ぷすりっと肩先深く
浴
(
あび
)
せますと、ごろり横に倒れましたが、眞達は一生懸命
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
と云ったが
浮
(
うっ
)
かり倉の方へ這入り、
盗賊
(
どろぼう
)
に長い
刀
(
もの
)
を
提
(
ひっさ
)
げて出られちゃア堪りませんし、由兵衞はぶる/\して役に立ちませんから、幸三郎が自身に駈出して参ると、丁度巡行の
査公
(
さこう
)
に出会いました。
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
始めておほゝゝゝ
私
(
わたし
)
アまア
浮
(
うっ
)
かりとして、只お懐かしいので美代ちゃんの事ばかり………藤川様とか……誠にね、
予
(
かね
)
てお噂には伺って居りましたが……そうでございましたか、
遂
(
つい
)
ね、
心安立
(
こゝろやすだて
)
にもうね
松と藤芸妓の替紋
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
浮
常用漢字
中学
部首:⽔
10画
“浮”を含む語句
浮雲
浮標
浮出
浮々
浮木
浮腫
浮浪者
浮彫
浮上
浮浪
浮気
浮沈
浮島
浮華
浮城
浮気者
浮脂
浮世
浮舟
浮橋
...