“幼時”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ようじ50.0%
おさなどき25.0%
ちいさいとき25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぼくは、そうきくと、物心ものごころのつかない幼時ようじのことだけれど、なんとなく、いじらしいあにのすがたがかんで、かなしくなるのです。
兄の声 (新字新仮名) / 小川未明(著)
共に、幼時おさなどきの哀愁を呼び起された。将門は、泣かせて悪かったような顔をした。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
私は末児すえこでございましたから幼時ちいさいときから可愛がられましたけれど、体が余り丈夫で無いのと性質がおとなし過ぎましたので軍人好みの父からは不甲斐無い者に思われていました。
温室の恋 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)