幼時ようじ)” の例文
ぼくは、そうきくと、物心ものごころのつかない幼時ようじのことだけれど、なんとなく、いじらしいあにのすがたがかんで、かなしくなるのです。
兄の声 (新字新仮名) / 小川未明(著)
一休いっきゅうさんは、幼時ようじから、からはなけるような、りこうな子供こどもでしたが、そのりこうさが、仏門ぶつもんはいってみがきをかけられ、後世こうせいにのこるような英僧えいそうにとなったわけでしょう。
先生と父兄の皆さまへ (新字新仮名) / 五十公野清一(著)