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草刈鎌
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くさかりがま
ふりがな文庫
“
草刈鎌
(
くさかりがま
)” の例文
「
草刈鎌
(
くさかりがま
)
の一
挺
(
ちやう
)
や二
挺
(
ちやう
)
お
前
(
まへ
)
どうするもんぢやない、あつちへ
廻
(
まは
)
つて
足
(
あし
)
でも
洗
(
あら
)
つてさあ」
内儀
(
かみ
)
さんの
口
(
くち
)
もとには
微
(
かす
)
かな
笑
(
わら
)
ひが
浮
(
うか
)
んだ。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「金之助が來ずに、
草刈鎌
(
くさかりがま
)
が飛んで來たのですよ、
五日月
(
いつかづき
)
ほどの凄いのが、闇の中からサツと娘の首筋を苅つたとしたらどんなものです」
銭形平次捕物控:285 隠れん坊
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
それは、村でも評判の
貞女
(
ていじょ
)
だったある女が、寝惚けて、野らで使う
草刈鎌
(
くさかりがま
)
をふるってその亭主を殺して了ったというのである。
夢遊病者の死
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「外へでて、あたしの
牧場
(
まきば
)
を
刈
(
か
)
ってね、刈りとった草をほしておくれ」と言って、銀のものでは、(立っていて使う)大きな
草刈鎌
(
くさかりがま
)
を、
黄金
(
きん
)
のものでは
砥石
(
といし
)
を一つわたして
かわいそうな粉ひきの若いものと小猫
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
さう云つてゐると、
草刈鎌
(
くさかりがま
)
を手にした六十位の婆さんが傍の植込みの中から現れた。
曠日
(新字旧仮名)
/
佐佐木茂索
(著)
▼ もっと見る
鼠
(
ねずみ
)
が二三
匹
(
びき
)
がた/\と
騷
(
さわ
)
いで、
何
(
なに
)
かで
壓
(
おさ
)
へつけられたかと
思
(
おも
)
ふやうにちう/\と
苦
(
くる
)
しげな
聲
(
こゑ
)
を
立
(
たて
)
て
鳴
(
な
)
いた。おつぎは
手探
(
てさぐ
)
りに
壁際
(
かべぎは
)
の
草刈鎌
(
くさかりがま
)
を
執
(
と
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
勘次
(
かんじ
)
は
手
(
て
)
にして
行
(
い
)
つた
草刈鎌
(
くさかりがま
)
でそく/\と
土
(
つち
)
をつゝくやうにして
掘
(
ほ
)
つた。さうして
其
(
その
)
軟
(
やはら
)
かに
成
(
な
)
つた
土
(
つち
)
を
手
(
て
)
で
浚
(
さら
)
つた。
襤褸
(
ぼろ
)
の
包
(
つゝみ
)
が
出
(
で
)
た。
彼
(
かれ
)
は
其處
(
そこ
)
に
小
(
ちひ
)
さな一
塊肉
(
くわいにく
)
を
發見
(
はつけん
)
したのである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
草
常用漢字
小1
部首:⾋
9画
刈
常用漢字
中学
部首:⼑
4画
鎌
常用漢字
中学
部首:⾦
18画
“草刈”で始まる語句
草刈
草刈籠
草刈女
草刈童
草刈連
草刈豊太郎