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『異版 浅草灯籠』
ふりがな文庫
『
異版 浅草灯籠
(
いはん あさくさどうろう
)
』
人生辛酸を幾多経た今日でも私の記憶から喪失することのできないのは、三歳から十四歳までの春秋をおくつた浅草花川戸の家である。祖父、祖母、大叔母、小婢と私の一家五人が、世の中も亦平穏多倖なりし明治末年から大正中世までを何苦労もなく起臥してゐた。 …
著者
正岡容
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約35分(500文字/分)
朗読目安時間
約57分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
儚
(
な
)
切
(
しき
)
顎
(
おとがい
)
金
(
がね
)
幡谷
(
はたや
)
門
(
もん
)
曲
(
まが
)
独楽
(
ごま
)
金
(
きん
)
黒衣
(
くろご
)
何時
(
いつ
)
黐
(
もち
)
頭
(
かしら
)
鍈
(
こがね
)
金物
(
かなもの
)
裲襠
(
うちかけ
)
苦患
(
くげん
)
真垣
(
まがき
)
皐月
(
さつき
)
時鳥
(
ほととぎす
)
方
(
かた
)
廂
(
ひさし
)
山雀
(
やまがら
)
堤
(
どて
)