“黐”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もち96.7%
とりもち3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かなたにてもこなたにても彼等はおのが立處たちどに下り、既にもちにまみれて上層うはかはの中に燒かれし者等にその鐡搭くまでをのべき 一四八—一五〇
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
盛夏には蠅の勢強き時なれば竹あるいは木の棒を二尺位の長さに切りもちを全体に塗付けて天井へ三尺おき位に吊下げおくも良し。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
そこでとりもちで獲った鴨を、近所の鳥屋から二羽買って来させることにした。すると小杉君が、「鉄砲疵が無くっちゃいけねえだろう、こゝで一発ずつ穴をあけてやろうか」
鴨猟 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)