“骨折賃”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほねおりちん66.7%
ほねをりちん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ねえ、ポーニンさん、ともかくも、そのすじの奴等に雑草園をしらべられると困りますから、それを胡麻化ごまかすため、例の骨折賃ほねおりちん饗宴きょうえんを、すぐさま雑草園で始めてはどうでしょう。
火薬船 (新字新仮名) / 海野十三(著)
吉之丞はマレー人のいるところへ行って、あの娘を陸へ渡すのだが、力を貸してくれないか、骨折賃ほねおりちんに錠銀を一つずつやるが、と相談を持ちかけると、マレー人たちは異議なく承知した。
呂宋の壺 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
ロミオ なう、ひめすゝめてくだされ、この晝過ひるすぎに、なんとか才覺さいかくして懺悔式ざんげしきらるゝやう。あのロレンス殿どの庵室あんじつで、懺悔ざんげしきまして婚禮こんれいするこゝろなれば。こりゃ骨折賃ほねをりちんぢゃ。