“晝過”の読み方と例文
新字:昼過
読み方割合
ひるすぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ロミオ なう、ひめすゝめてくだされ、この晝過ひるすぎに、なんとか才覺さいかくして懺悔式ざんげしきらるゝやう。あのロレンス殿どの庵室あんじつで、懺悔ざんげしきまして婚禮こんれいするこゝろなれば。こりゃ骨折賃ほねをりちんぢゃ。
あきなひ留守るすの、晝過ひるすぎしんとして、やなぎかげ腰障子こししやうじまつてる、したみせまへから入口いりくちけて、くぼむだ、泥濘ぬかるみめるため、一面いちめん貝殼かひがらいてある、しろいの、半分はんぶんくろいの、薄紅うすべに
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
此處ここへと申にぞ其儘そのまゝに差出せばいそふう押開おしひらきて是は三五郎の手跡しゆせきなり此文體ぶんていにては紀州表の調しらべ行屆ゆきとゞきたりと相見えいさみたる文段なりさりながら兩人のちやく是非ぜひ晝過ひるすぎならん夫迄は猶豫いうよ成難なりがた餘念ざんねんながら是非に及ばずせがれ忠右衞門おくれ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)