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晝過
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ひるすぎ
ロミオ なう、
姫に
勸めて
下され、
此晝過に、
何とか
才覺して
懺悔式に
來らるゝやう。あのロレンス
殿の
庵室で、
懺悔の
式を
濟まして
婚禮する
心なれば。こりゃ
骨折賃ぢゃ。
商に
出た
留守の、
晝過は
森として、
柳の
蔭に
腰障子が
閉まつて
居る、
樹の
下、
店の
前から
入口へ
懸けて、
地の
窪むだ、
泥濘を
埋めるため、
一面に
貝殼が
敷いてある、
白いの、
半分黒いの、
薄紅
此處へと申にぞ
其儘に差出せば
急ぎ
封押開見て是は三五郎の
手跡なり此
文體にては紀州表の
調方
行屆たりと相見え
勇たる文段なり
然ながら兩人の
着は
是非晝過ならん夫迄は
猶豫成難し
餘念ながら是非に及ばず
悴忠右衞門
後を
乳母 では、
此晝過に? む、む、
其樣にいたしましょ。
連て其日
晝過に大岡殿の
邸へ參り山本新左衞門の
宅へ參上の由申入ければ新左衞門同道して
奧へ
罷り出しに大岡殿はナニ城富か
近う/\
早く來りしよとのことに城富は
平伏して
※らず御召に預り有り難き仕合なり
然ながら御前樣には