“ほねおり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
骨折84.0%
労働8.0%
功労4.0%
労力4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
骨折ほねおりが劇しかったので、なにか立派な芸術品でも仕上げたような満足を感じ、俺は懐手をしながら、一ときぼんやりと眺めておッた。
湖畔 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
しかしお秀の労働ほねおりは決して世の常の少女の出来る業ではなかった。
二少女 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
旦那様に取ては一生のうちに忘れられない日で、彼処あそこでも荒井様、是処ここでも荒井様、旦那様の御評判は光岳寺の鐘のように町々へ響渡りました。長いお功労ほねおりめはやす声ばかりで。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
不便ふびんや、定めし驚いたらう。……労力ほねおりやすめに、京見物をさせて、大仏前のもちなりと振舞ふるまはうと思うて、足ついでに飛んで来た。が、いや、先刻の、それよ。
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)