労働ほねおり)” の例文
旧字:勞働
その日に自分がるだけの務めをしてしまってから、適宜いいほど労働ほねおりをして、湯にはいって、それから晩酌に一盃いっぱいると、同じ酒でも味がちがうようだ。
太郎坊 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
しかしお秀の労働ほねおりは決して世の常の少女の出来る業ではなかった。
二少女 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
主人は庭をわた微風そよかぜたもとを吹かせながら、おのれの労働ほねおりつくり出した快い結果を極めて満足しながら味わっている。
太郎坊 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)